
悪意のある迷惑メールの発信者は、送信元がどこであるかを探られないように、第三者のメールサーバを中継してメールを送信します。全く無関係である第三者のメールサーバを踏み台にするわけです。このメールの受信者は、メールの発信元を調べても、送信サーバは踏み台にされた第三者のメールサーバであり、悪意を持った本当の送信サーバを知る事ができません。
メールサーバを構築して運用管理する場合は、悪意のある差出人にメールサーバを踏み台にされないように設定しなければなりません。構築したメールサーバが踏み台にされるような設定になっていないかをチェックしてくれる機関のサイトもあります。不安なメールサーバ管理者はこれを利用するのも一つの方法です。
踏み台にされている事を不正中継といいます。踏み台にされていても、特に何か目に見える被害が無いので、全く気付かないメールサーバの管理者もいます。しかし、悪意のある差出人は踏み台に利用したサーバから、さらに別のサーバを踏み台にするなど、2ステップ3ステップと不正中継を繰返して迷惑メールを配信します。
そうなると踏み台にされたメールサーバが、不正行為を行っているように見られる場合もあります。悪意のある差出人は侵入行為やメール配信を記録したログファイルを削除または改竄して痕跡を残しません。踏み台にされたメールサーバに嫌疑がかかり、信頼を失い犯罪に関係したのではないかという疑いを賭けられることもあります。